幼なじみ。
「あたし、思うんだけど・・・この花・・・花言葉の通り、希望を与えてくれる気がする。あたしに・・・」
「どういうこと?」
「んー・・・よくわかんないけど・・・なんか、あたしの未来を教えてくれる気がするの。あと、この花を見ると希望だけじゃなく笑顔になれる!」
あたし、心愛ちゃんのがくれたこの花だけで変わったんだ・・・
少し前までは、ネガティブ思考になっていたあたしはポジティブにはなり切れていないけど、前向きな気持ちに慣れた気がした。
「そっか・・・・体、良くなるといいな?」
「うん!あ、でも・・・いいな、じゃなくて・・・良くなるの!」
「そっか!」
ツッコミを入れるとお互い笑い合った。
昨日、愛雅と心愛ちゃんがお見舞いに来てくれて帰った後、疲れが出たけど、今日はなさそうだった。
帰った後じゃなくてほんとは喋っている間もだったけど・・・・
でも、疲れた表情を見せないで笑顔で心配かけないように振る舞った。
「どうかしたか?麻帆」
「え?あ、ううん!」
首を売横に振りながら否定した。