幼なじみ。






「愛雅・・・あたし、2週間後は普通の生活に戻れるかな?」





「俺はそう信じてる!だって、毎日お見舞い行ってるけど、明るさは倍増してるから!」




そっか。




愛雅も信じてくれてるんだね?




愛雅は時々冷たい時があるんだけど・・・最近はなぜか温かくて冷めた心とかが感じられなくなった。





変わったんだね?愛雅。




少し大人になった気がする。





この屋上に行く途中、ちょっと思ってたんだけど・・・・・





背が高くなって、大人びた愛雅が横から見えた。





やっぱ、昔の愛雅とはなんか、違う!




昔はほんと、子供で幼かったのに、いつのまにか大人になってる。




その大きな背中をみてそう思った。





「よし!そろそろ戻るか?病室」





愛雅と手を繋いで、立ち上がり、若干フラついたけど愛雅の腕で支えてくれた。





「大丈夫?」




優しくてキラキラとした笑顔を見せながら聞いてくれた。






「うん・・・あ、ありがとう」






ちょっとしたことでも、なぜか緊張する。




ただあたしを守ってくれただけなのにね?






でも、そんな愛雅に何度も感謝してる。






感謝の言葉がいくつあっても足りないくらい感謝してるよ?




あたし、ほんと愛雅の笑顔に何度も助けられてる気がする。




昔も今も・・・ね?





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