幼なじみ。
燈火会
愛雅に車椅子を押してもらいながら、燈火会の場所まで来た。
そこにはきれいな火がメラメラと数個並べてあった。
初めて燈火会に来た。
家族や友達たちが来ていた。
木でできた囲いの中に火が灯されていた。
まだ、いくつかまだ火が着いていないのがあったから、あたしは車椅子から降りて、しゃがみこんだ。
愛雅があたしに着火万を渡してくれた。
書き井の中に手を入れて、そっと火を着けた。
その間にあたしはそっとお願いをした。
『ずっと愛雅と一緒にいられますように』
祈る手にだんだん力が入ってくる。
あたしは出来る限り強くお願いをした。
心愛ちゃんが言っていたジンクスを信じて・・・・
お願い・・・
ずっと愛雅のそばにいさせてください。
そう強く願った後に、愛雅に着火万を渡して、あたしが火をつけた隣に愛雅も火をつけた。
愛雅も、願い事をしているようだ。