幼なじみ。
だから・・・だから・・・・
大切な人をもうこれ以上不安にさせたくない。
悲しんでいる顔なんて見たくない。
だから・・・・だから・・・・
あたしたち・・・
「別れよ?そ、そのほうが愛雅のためになるよ。きっと今よりも幸せになれるよ・・・」
あたしは自分の力で車椅子を動かした。
でも、愛雅は後を追いかけては来なかった。
どうして・・・・
どうしてあんなことを言っちゃったの?
あたしの心に中には後悔しかなかった。
でも、今までありがとう。
どんな時も、誰よりも近くで、温かい目であたしを大事に大事に見守っていてくれて・・・・
ありがとう・・・・
あたしは何があっても、愛雅のことを想い続けると思う。
一生・・・・一生忘れられないものだと思う。
自慢の幼馴染で・・・・最高のあたしの彼氏でした。
あたしの頬に一筋の涙が伝う。
あ・・・・あたし・・・泣いてるんだ。
車椅子を動かす手止めて急いで涙を拭った。
なんでだろ・・・・
こんなにも愛雅を想っているのに・・・
愛雅。
あたしと一緒にいるのって・・・同情?って・・・・たまに思ったりするの。
ごめんね?
ほんと、ごめんね?