幼なじみ。







あたしたちが話している途中にHRが始まる予鈴がなった。




「じゃ、また後で話して来たら?」






「うん・・・ありがとう」






心愛ちゃんが教室まで押してくれた。





あたしはいつも通り窓の外を眺めて先生の話に集中しないでいた。







こういう風に学校の外を見れるのも残り僅かなのかな?






そう思うとなんか・・・・悲しいね?






このクラスのみんなとも離れ離れになるんだもん・・・・寂しすぎる。






なんで・・・なんであたしなんだろう?






なんで、あたしがこんな辛い病気にならなきゃいけないの?





神様・・・・なんで病気はあたしを選んだの?





この時、神様をすごく恨んだ。






愛雅のそばにずっといられなくするため?





いやだ・・・・いやだよ・・・・・






あたし・・・・死んじゃうのかな?







死んだら、あたしはどうなるの?





ずっと、この学校にずっといたい。






愛雅と家族と心愛ちゃんのそばにずっとずっいたい。






だから、1秒でも長く生きられますように・・・・・






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