幼なじみ。
ー ガラガラ。
昼過ぎになり、お母さんとお父さんが涙しながら入ってきた。
何で泣いているのかわからないけど・・・・
あとから、この病院の先生と愛雅と心愛ちゃんが来てくれた。
「愛、雅・・・心・・愛ちゃん・・・お、母さん・・・・お、父さ、ん・・・先生・・・来て・・・・くれて、ありが、とう・・・・」
みんなが来てくれるだけであたしはすっごく元気になれるし、不安なんて吹き飛んじゃうよ!
あたしは寝たきりのまま、そう感謝の気持ちを伝えた。
あまり体調が良くないせいか、途切れ途切れに話す。
「お、母さん・・・・お、父さん・・・・・あ、たしを・・・・う、んでくれ、て・・・・あり、がと、う・・・・」
お母さん、お父さんのおかげであたしはどれだけ幸せだったか・・・・
ありがとう。
あたしにたくさんの幸せをくれて。
嬉しいよ?
親に対してあたしの気持ちを言うとまた、大粒の涙を流した。
" 泣かないで? "
そう言いたかったけど・・・・うまく声が出せなかった。
今まで迷惑とか心配とかかけてごめんね?
「こ・・・・こあ、ちゃん・・・」
「・・・・・うぅーーー・・・・ま、ほーーーーー・・・・」
そんな泣かないでよ・・・・
「・・・こ、こあ・・・ちゃん。あた、した、ち・・・どん、なに・・・離れ、ていて・・・も、とも、だちだから・・・ね?」
「・・・・あ、あたりまえ、でしょ」
心愛ちゃんとは小さい頃から一緒に時を過ごしたわけじゃないけど・・・
それくらい、たくさん思い出がったね?