幼なじみ。
手を引かれるがままに公園に着いた。
「なに?なんで公園に?」
「昨日、なぜか、幼稚園のこと思い出してさ・・・」
ここに来てよく、幼稚園の頃は遊んでいた。
その時はまだまだ子供だったし・・・
好きとかいう感情は一切なく言った言葉。
『好きだよ?愛雅!だから、絶対結婚しよね?』
でも、愛雅から出た言葉は・・・
『いや』
の一言だった。
あたしは泣きじゃくった。
「だから、その言葉を取り消したい」
そのためにここにあたしを連れてきたみたいだった。