幼なじみ。
「あたしたち、卒業しちゃったんだね?ほんとに・・・・・」
「あぁ・・・・なんか寂しいな?」
麻帆!
見てくれてる?
岡本の姿!
「麻帆、みんなと卒業できて・・・今頃どんな顔してんだろうな?」
そうだね?・・・・
でも、きっと麻帆のことだから・・・・
「喜んで笑顔で見守ってくれているよ!」
「そうだな?」
岡本・・・・・・
空を見上げて、何か愛おしいものを見るように微笑む姿を見ていた。
小さい頃からずっと一緒にいたのに急に隣が寂しくなったのに・・・・
悲しい顔をしないね?
だって、すっごい麻帆みたいな太陽の笑顔なんだもん!
麻帆。
あたしは麻帆の分まで精一杯幸せに生きるよ!
麻帆の願いごと、叶えさせるから!
それまで待ってて?
「・・・・・麻帆に会いたいな・・・」
あたしはボソッと呟いた。
麻帆の温かさ・・・・麻帆がいたということは絶対に忘れない。
忘れられない。
麻帆・・・・・・
卒業おめでとう!
ー END ー