幼なじみ。
だから、麻帆の言葉を遮るように言った。
『そうだとしても、俺はずっと麻帆のことが好き』
少し照れくさい言葉だし・・・俺の心臓が激しく波打っていた。
すげぇ緊張するし・・・
麻帆は目を上の方に向け、何かを考えているような顔をしていた。
『愛雅・・・・今の言葉、取り消し!あたし、愛雅のこと、好きだったみたい!今、少し考えたんだけど・・・家に帰ったらすぐ愛雅に会いたくなったり、授業中もたまに愛雅のこと考えてたりするの』
・・・・・・えっ?
夢のような言葉が麻帆の口から溢れ出たのは気のせいか?
俺は、小さい頃から麻帆と一緒にいて・・・・
その頃からずっとずっと好きだった。
麻帆の笑顔と他人思いなところとか、心がすげぇ温かいところとか・・・・
全部好きだった。
『あたしも大好きだったんだ!幼なじみとしてじゃなくて・・・・』
『麻帆・・・・ずっと俺のそばにいてくれる?』
『うん!いる!愛雅のそばにいるよ!』
そう!
あの太陽みたいなキラキラと誰よりも輝いていた笑顔が俺は一番好きだった。