幼なじみ。
ー トントン
誰かがあたしの肩を優しく叩いた。
「麻帆、あたしや愛雅くんや先生たちは
迷惑だなんて、思ってないよ?さっき、
車の中で言ってたでしょ?」
「うん・・・」
「麻帆、もし愛雅くんが病気で倒れたとしたら
どう思う?迷惑だと思う?」
「・・・ううん」
そっか・・・・
あまり、人の気持ち考えていなかったんだ。
自分の中では考えているつもりだったのに・・・
「でしょ?だから、みんな迷惑だなんて思ってない
から、心配しないでいいよ」
「・・・うん」