幼なじみ。
部活だけはやめたくなんかない。
あたしには夢があるから。
陸上のオリンピック選手になるという夢が・・・
諦めなくちゃならないのは嫌だよ?
あたしは・・・・
「ま、とりあえず、様子を見て悪化してきたと思ったら、ここに来てください」
「はい、ありがとうございました」
深々と頭を下げて、医者が「お大事に」と言い、それを聞いてから、診察室の扉を開け、お母さんの方へ行った。
なんで、あたしはめまいになったの?
それが気になって仕方がなかった。
その疑問だけが、あたしの頭の中をグルグルと巡り巡る。