幼なじみ。





部活だけはやめたくなんかない。




あたしには夢があるから。
陸上のオリンピック選手になるという夢が・・・





諦めなくちゃならないのは嫌だよ?
あたしは・・・・



「ま、とりあえず、様子を見て悪化してきたと思ったら、ここに来てください」





「はい、ありがとうございました」





深々と頭を下げて、医者が「お大事に」と言い、それを聞いてから、診察室の扉を開け、お母さんの方へ行った。




なんで、あたしはめまいになったの?




それが気になって仕方がなかった。





その疑問だけが、あたしの頭の中をグルグルと巡り巡る。







< 54 / 228 >

この作品をシェア

pagetop