幼なじみ。
「どうだった?麻帆」
お母さんはあたしに優しく問いかける。
「原因不明だって・・・目の赤い部分の色見てもらったんだけど、健康的な色だって。大きな病気ですか?って聞いたら、その可能性はなくはないって・・・」
目から溢れそうになる涙を必死で堪えた。
夢をもしかしたら諦めなくちゃならないかもしれない。
だから、怖いんだ・・・
悪化した時にことを考えるのが・・・
「また、悪化してきたらここに来て欲しいって言ってた」
「そっか・・・でも、早めに見つかると助かるかもしれないからプラスに考えよ?」