幼なじみ。
あたしの歩くスピードに合わせて、愛雅もゆっくりあたしの横を歩く。
「そういえば、どうだった?昨日」
「あぁ・・・・」
昨日、お母さんに言われたこと思い出したけど・・・やっぱり迷惑かけるし・・・本当のことは言えない。
でも、言った方がいいよね?・・・
・・・でも、やっぱ心配かけちゃう。
「なんでもなかったよ。ただの貧血だって!」
と、引きつった顔で言った。
「そうか。なら良かった」
やっぱり、愛雅もあたしがこの答えを口に出したら安心するんだね?
もし、あたしが本当のことを言ったら、どうしますか?
どんな顔しますか?