幼なじみ。
学校に着き、一緒に教室まで愛雅と行った。
自分の席に座ってかばんの中をあさっていると、心愛ちゃんが心配そうな顔をして近づいてきた。
「麻帆、どうだった?昨日、病院行ったんでしょ?」
「うん。ただの貧血だって」
「そっか!なら良かったじゃん!」
愛雅と一緒で、やっぱり一番大事な親友だから、迷惑かけたくない。
お母さんに昨日、話されたけど・・・
やっぱり、迷惑という気持ちがどうしても走ってしまう・・・
こんなモゾモゾとする半端な気持ちのまま、チャイムがなり、授業が始まった。