幼なじみ。
文化祭
「執事&メイド喫茶でゆっくりして行きませんか?」
文化祭当日となって、校舎の中は大勢の生徒で賑わっていた。
あたしたちのクラスは、【執事&メイド喫茶】っていうのをやることになって、あたしはメイドの服を着て宣伝するという仕事をしている。
たしか、愛雅はウェイターやってたんだっけ?執事の格好をして。
あたしの友達の心愛ちゃんは・・・会計だったかな?
んー・・・どうやったら客呼び込めるかな?
「麻帆ー!」
横からあたしの名前を呼ぶ声が聞こえて、振り向くと心愛ちゃんがいた。
「心愛ちゃん!」
「麻帆、そんな怖い顔してちゃ、客こないよ!ほら、声出して元気にね?」
「うん!ありがとう」
「じゃ、まら後でね?」
手を振って、どっか行っちゃった・・・。
気を取り直して、元気に笑顔で心愛ちゃんに言われたとおり、宣伝して行く。