幼なじみ。






愛雅は小さい頃からそうだった。




自分の感情をあまり外にさらけ出さない。





だから、昔から今も何を考えているかわからない。






「麻帆」





「・・・・」





「麻帆」





「・・・・」





「麻帆ー」






隣からあたしを呼ぶ声が聞こえてきた。







「な、なに?」






「な、なに?、じゃなくて・・・麻帆、ぼーっとしすぎだし・・・あと、もう学校着いたから、靴履き替えて、教室行くぞ?」






ちょっと冷たいけど、そこもまたいいな?なんて思っちゃう。





< 7 / 228 >

この作品をシェア

pagetop