幼なじみ。
家に着いた。
「愛雅、ありがとう!」
「おぅ!じゃーな?また何かあったら言えよ?」
「うん、ありがとう!じゃーね?」
手を振って、家の中に「ただいまー」と言って入った。
リビングに行って、お母さんに靴のことを言った。
「お母さん、今日の帰り、いきなり靴がきつくなっちゃって・・・」
お母さんが少し不安そうでどこか苦しそうな顔をしていた。
「お母さん?」
「麻帆、病院行こ?さっき医者から電話受けて、あれはただの貧血じゃないって・・・」
「えっ・・・じゃ・・・大きな病気?あたし、死んじゃうの?」
「とりあえず、行こ?」
あたしはゆっくりと首を縦にコクン、と頷いた。