幼なじみ。
「あ!麻帆ー、おはよ?」
「おはよ!心愛ちゃん!」
あたしが教室に入った途端、あたしのところへダッシュして元気に笑顔で挨拶してくれたのは高校になってできた友達、
心愛(ここあ)ちゃん。
いつも、何があっても元気で・・・・
すっごい面白い子!
1番仲のいい友達!あたしにとって!
「ねぇ、麻帆。麻帆と岡本はどういう関係?ただの幼なじみとしては仲良すぎる気が・・・」
あたしが席に座って、教科書とかをカバンの中から出していると、急に話しかけてきた。
「あんなもんだって!幼なじみは!友達以上恋人未満なんじゃない?わかんないけど・・・」
「だよね?付き合ってないんだよね?」
「うん、そうだよ?」
「ほんとに?」
すっごい怪しそうに見られるあたしって、どんだけ人に信用されてないんだろう・・・
「ほんとだってば!」
「ふ〜ん・・・・」
何回も疑っていたけど、やっと納得してくれたみたいだ。