幼なじみ。
みんなそれぞれの道に進んで行くんだね?
別々の道が未来にある。
「そういえば、岡本は?なりたいのとかないの?」
「お、俺?・・・んーとね、小学校教師!一応、小学校の勉強はできるから!」
あたしはベッドの上で座りながら、心愛ちゃんと愛雅の話を聞いてきた。
「あたりまえでしょ?小学校の勉強できるなんて・・・」
その心愛ちゃんのつっこみに笑いが起こる。涙がでそうなほど、みんながいるだけで、あたしの不安な気持ちとか沈めてくれる。
みんながいるだけで、こんな楽しくて、ずっと笑うこともできるんだね?
「麻帆、いつあたしたち来てるけど・・・具合どんな感じ?」
いつも、心愛ちゃんは自分のことだけじゃなく、周りの人のことまで考える人だった。
悩みとかも、ずっと1人で抱え込む人だったから・・・
「だいぶ良くなったような気はする!いつもありがとね?」
「全然!」
影であたしのことを支えてくれている人ってたくさんいるんだね?