幼なじみ。
そのエールたちはあたしの心の中までちゃんと届いてるよ?
その応援に応えられるようにあたしも必死に頑張らなきゃだね?
あたしにも夢があるから。
その時、ふいに頭の中に浮かんだ言葉。
"あきらめるな"
愛雅のその言葉はあたしの全てを支えてくれる。
「麻帆、そろそろ面会時間終わるから帰るね?また明日も来るから!」
「うん・・・ありがとう!またね?」
愛雅と心愛ちゃんに手を振ると、あたしに背を向けて病室を出た。
2人が帰った後のこの病室がやけにさみしく感じる。
さっきまで、この部屋は笑い声や話し声で響いていたのに急に静まり返ったから。
病院のベットの上に座りながらぼんやりと窓の外を眺めた。