幼なじみ。
しばらく時間が経って愛雅と心愛ちゃんは帰らないといけない時間になったみたいだから帰った。
あたししかいなくなった病室は物静かになってすごく寂しく思えた。
まぁ、いつも思うことなんだけどね?
また、窓の外の景色を見る。
少しだけ薄暗い空になっていた。
ー コンコン
扉をノックする音が聞こえ、お母さんかな?とは思ったけど、白衣のようなものが見えたから、すぐに医者だということがわかった。
「はい」と返事をすると静かにドアを開けて、入ってきた。
「今日は随分と気分が良さそうだな?」
「はい、おかげさまで!」
「ちょっと診察するけどいいかな?」
「はい」
そう返事をすると、医者が診察する準備を始めた。
聴診器を耳にかけて、あたしは着ているパジャマをまくってチェストピースを当てた。
少しひんやりとしていて寒く感じた。
「今日は検査結果が出る日だっけ?親は来るのかい?」
「はい、夕方から」
「そうなんだね」
あたしの心臓の音を聴きながらあたしに話しかけてきた。
「毎日お見舞いにきてくれてるね?友達」
「はい!2人とも自慢の友達ですから」
笑顔で医者に話した。
診察が終わったようで、医者が「じゃ、また夕方」とだけ言い残して病室を出て行った。