私に光をください。

一回、家族で住んでた家に戻り荷物を詰める。


父さんはもう荷物を詰め終え
田舎に帰る支度してた


バイバイする時間がきた…


母さんと姉ちゃんは号泣する。私は泣かなかった、


笑いもせず真顔でバイバイ…


母さんが泣きながら言った、


どぅして泣かんの?
もぅ会えなくなるかもしれんのにって…


私はお別れする意味を分からないわけじゃない。


またいつか会えると思ってたから泣かなかった


でもあの時父さんは目が潤んでた


初めてあの顔を見た


父さんから愛情を貰った事がないから父親の温もりがわからない


お父さんって何?


でも暴力を振るわれたとしても私はお父さんが好きだった

大好きだった。


たった1人しかいない
父さんだから。


ここから女3人の生活が始まる。
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