白銀のトライアングル
中を開けた嘉雄は感動した。

そう、手作りのチョコだった。

「時期は、違いますが私からの気持ちですから・・・」

と友紀奈が言った。

嘉雄は、あまりの嬉しさに返す言葉も見つからなかった。

とにかく、

「ありがとう」

と・・・気の利いた言葉は、浮かんでこなかった。

でも、友紀奈はそんな嘉雄を好意に思っていた。

嘉雄は、車のアクセルを踏み目的地へと向かった。

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