白銀のトライアングル
数時間後・・・

すっかり、4人は自分の限界に近い状態だった。

でも、今日は友紀奈の帰りの心配もなかったから、良かった。

と4人が同じ気持ちだったから、飲みすぎたのだろう・・・

このまま寝てしまうかの勢いだったが、そこは麻紀の一言で、

「さぁ、タクシーで友紀奈ちゃんを送って帰りましょう!」

ってことになった。

嘉雄は、ほっとした。

実は、友紀奈のホテルまでの送りのことを気にしていたのだった。

かといって、自分から送っていくとは言えないのが、嘉雄の奥手がなせる業だった。

「すみません~タクシーを呼んでいただけますか~?」

と麻紀は軽やかに言った。

4人は、タクシーが来るまで軽く食べた。
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