白銀のトライアングル
「ねぇ、雅史・・・なんかどんどん山奥の方へ行っちゃうよ。」

と友紀奈は心配になってきたので、聞いた。

「ああ。これから、友紀奈に驚かせたい場所へ行くから!」

と雅史は張り切っていた。

友紀奈は、不安だったが、雅史の話しっぷりから考えると、大丈夫かな?と思っていた。

そう、友紀奈は雅史との付き合いが長いから、だいたいのことなら雅史の考えてることがわかった。

ただ、今は状況が今までとは違ったから不安だったのだ。

車はだいぶ高いところまで走ってきた。

急に、雅史が車のブレーキを踏んだ。
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