白銀のトライアングル
だから、一樹と嘉雄は飲むしかなかった。

二人が、水割りを2杯飲み終わったときだった。

「ありがとう!」

そう、友紀奈が言って晴々したような顔でいった。

もちろん、顔は泣きじゃくった後の状態だったが、気持ちが吹っ切れたようなさっぱりした顔つきだった。

「友紀奈ちゃん、いつでも相談にのるからね!」

と、麻紀が言ってくれた。

それを聞いた友紀奈はまた泣いちゃいそうになった。

しかし、

「うん。」

そう言って、友紀奈は泣かずに答えた。
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