白銀のトライアングル
「おい、嘉雄!

お前、まだあの事が忘れられないのか?」

「・・・」

「まぁ、仕方ないと言えば、

それまでだけどさ・・・」

「俺は・・・

あの時に手を離した自分自身に腹が立っているだけさ!」

嘉雄は、重い口を開いた。



・・そう あのときに・・・
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