~こどもの恋愛?!~
「留里ちゃん、聞いてる…?」


「はいっっ!」

今日もあたしは勉強教えてもらってる。
でも、時々あたしは神谷さんに見とれたり、神谷さんのこと考えて妄想モードに入ったりして意識がとんでしまう。

今日こそ、聞く~っ!

何をって?!


彼女いるか?…だよ。

神谷さんモテるのは間違いないし!
お客さんにも告られたりしてるって、お母さん言ってたし。
高校生なんだから彼女くらいいるよね。
でもいないかも?

いやいや、こんなにカッコいいし優しいし…。

「…り、ちゃん、?るりちゃん?!」

ハッ!またぼーっとしちったぜ。

「留里ちゃん、だいじょうぶ?なんか悩みでもある?俺の勉強の教え方駄目かなぁ?」
ため息をつく神谷さん…。


「いやっ!全然わかりやすいですよ。ごめんなさい。ぼーっとしちゃったの。」

「そっか。」
と言って、あたしの頭をポンポンっと叩く神谷さん…。

うわぁ。絶対顔赤いよ、あたし…。心臓が破裂しそうにドキドキしてる。
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