~こどもの恋愛?!~
「あたしっ…何にもちほの役にたたなくてっ…ごめんねっ」


「ううんっ。あたし留里が毎日楽しそうでっ、元気もらってたよ。あたしもっ、また留里に負けないくらいっ、カッコいい彼氏見つけてっ見せつけてやるんだからっ………っ、う~っっ……。」

ちほが泣いてる……。

強がっていても、とっても辛かったに違いない…。当たり前…。恋ってなんでこんなに苦しいときがあるんだろ…。

「ちほぉ~っっ。」

あたしたちは、二人で抱き合って泣いた。



「あ~っ、スッキリしたっ!ありがとうねっ。留里に話出来て良かった…。留里はっ、神谷さん放しちゃ駄目だよっ。あたしも、新しい恋見つけるっ…。」

いつも可愛いちほが、このとき凄くキリッとして見えて、なんだか少し大人っぽくなったような気がした。
< 104 / 289 >

この作品をシェア

pagetop