~こどもの恋愛?!~


「…皆見てるんだけど…。」


あわわっ!


慌ててあたしは神谷さんから離れたっ。


もっとゴロゴロしたい~っ。


車に乗って、あたしんちに到着。


「神谷クンっ、久し振りぃ。」

店のキレイなバイトさんたちから声がかかる。


あたしは、神谷さんを引っ張って奥の事務所へっ。


「お母さんっ。神谷さん先生の試験受かったよっ!」


「色々ご心配おかけしました。」礼儀正しく挨拶する神谷さん。


「あらっ、良かったわ~。お祝いしなきゃねっ。留里も嬉しいわねっ。今朝なんてご飯も食べられなくてね…。毎日仏壇に手をあわせて、おばあちゃんにお祈りしてるし……。」

お母さんたらッ、そんな恥ずかしいことっ、言わないで~っ。
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