~こどもの恋愛?!~
「あたしは、神谷さんのことっ、スキで大好きで仕方ないのにっ、あたしは、こどもでっ、いつまでたっても神谷さんに追い付けないからっ……昼間みたいな神谷さんの綺麗なお友達みたら、あたしなんて敵わない…。神谷さんだって、あたしのことっ、やっぱり妹にしか…」
神谷さんは、黙っていた…。
黙って、あたしを抱き締めた。
また、こどもをあやすような行動…。
あたしは、自分が情けなくて、神谷さんが好きだから、あたしの想いが伝わらないもどかしさが、悲しくて泣いてた……。
神谷さんの甘い香りに抱き締められたのは二度目…。
悲しいのに、抱き締めてもらうと安心して、落ち着いてしまった…。
神谷さんの腕の中は、どうしてこんなに心地よいんだろう。