~こどもの恋愛?!~
「あんたは、神谷君くるでしょっ?」
『「は?」』ハモる父と娘…。
あたしは赤面っ。
「なっなっ…なっ…。」
お父さんが、なっを連発してる…。
「あらっ。お父さんっ留里と神谷君付き合ってるのよ。良く夕飯食べに来てるでしょ?」
「留里はっ、まだ中学生だぞっ。お父さん許しませんっ。」
はいっ、出たよっ。鉄板セリフっ。
しかし、母は強かった…。
「じゃあ、私と温泉行かないのっ?せっかく邪魔もの抜きで二人きりで楽しめるのにっ。」
「それはっ…………わかった温泉行こう…」
「留里っ、神谷君のことは、お父さんも信用してるからなっ。お前はまだこどもなんだから、こどもらしい付き合いをしなさいっ」
相手は大人ですけどね………。
「だいじょうぶよっ。私たちの娘じゃないっ。神谷君にはクギさしてあるしねっ」
「マッ、ママっ……!」