悪魔な秘密の巫女男子
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ぼふんっ
「あっぶねぇなー。
勢いありすぎだな。」
聞き覚えのある声がして、
ようやくおそる、おそる 目を開いた。
「ラ ライガ!!」
よ。
と、軽い感じに返事をしたが、
飛んできた僕を受け止めてくれたらしい。
石畳の床には数メートルの足の爪痕。
「あ。ありがとうございます。」
「はは。いいってことよ。
怖かったっだろ?空中散歩。」
「は、はは。」
マジで、マジで怖かった!!!
すっげースピードで空に放たれたと思ったら
どこに行くかもわからないのに風がまとわりついて、
もう、ジェットコースター並み。
思わず目をつぶって、何かしらにお願いをするくらいだ。