悪魔な秘密の巫女男子

火の守護師は「・・・・・わかる。」


と、立ち上がる。


「わかるぞ!アサヒ!!!
 そういうことじゃないんだよな!
 やっぱり、男がリードしないと。」

いや、そこじゃなくて。


「いや、ファーストキスの相手はやっぱり
 かわいー女の子のほうが・・・」

ほんと、がっくり。

まぁ、100歩ゆずりに、ゆずって、
あの宰相が イケメンだったから、まだいい・・・


いやぁ、やっぱりよくない。

思春期のいたいけな僕の心の傷だな。



「あぁ、でも、宰相ってあれだろ?
 中性じゃなかったけ?」

ふと、思い出したかのように火の守護師がいう。

「あぁ、そうだったな。
 よかったな、アサヒ!!一応、半分は女だぞ!」

ライガが、一応 フォローのつもりだろう。
にこやかに 話す。


はぁ。
中性ってなんだよ。


どっちにもなれるっていうやつか?

なんだよそれ、
そうゆうのが問題じゃないんだよ。


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