悪魔な秘密の巫女男子
そうか。
そういうことか。
「そうそう。アサヒ。
なんで、俺が 火の守護師に呼び出されて『火の使徒』
になったかというと、
こいつ、わかりやすくて、良い奴だろ?」
「あはは。なんか、、分かる気がする。」
「ちょ、なんだよ。アサヒ、使徒。
別に、俺はーー
誰が、誰を狙おうと 全然気にしないし。」
ぷいっと
拗ねたように顔をそらす。
ははは。
「じゃぁ、僕、
水の守護師に デートでも誘うかなぁ」
「ちょ!!
アサヒ。」
何?ってにやりと笑うと、
火の守護師は あぁぁーーって顔を真っ赤にしながら
ごんっと机に顔を伏せた。
「あんまり、意地悪してやるなよ。アサヒ。」
「わかったよ。ライガ。」
わかりやすいな。
火の守護師。
ってか、分かる!
水の守護師ってかわいらしいよな。
あどけない感じで 藍色の瞳と ふわりとした髪。
「うんうん。水の守護師って ちょっと天然でかわいいもんなー」