悪魔な秘密の巫女男子
***
*****
ず、ずさぁぁぁあ。
「ふぅ。
到着。」
ライガが、抱えていた僕と、火の守護師をそっとおろす。
守護師は慣れているのか、すたすたと、王宮の門へと歩き出す。
僕はというと、
今回 二回目の空中散歩に
足がよろめいている。
なんで、あんなに平気なんだよ。
「あー、大丈夫か?アサヒ」
「だ。大丈夫・・・」
多少目はまわってるが、
二回目だからかな。
まだ、立ってられる。
ってか、
魔法使いってすげーな、
なんであんなの 平気で空飛べるんだよ。
「ほら、行くぞ」
さっさと先に歩いている火の守護師を追いかけるように、
ライガとアサヒも後に続いた。