悪魔な秘密の巫女男子

リンリンとかわいらしい 羽の音を鳴らして、
風の使者のルラがくるくると 水の巫女の衣装が入った布の周りを回った。


「ねぇ。風ちゃん。」
「はぁ。あったねぇ。そういうことか。」

え?
どういうこと?


全く話が見えない僕と、水の守護師とライガ。

納得した様子の風の守護師と、ルラ。




布をパラリとめくると、
水の巫女の衣装だ。




「アサヒさん。
 やぁっぱり、犯人は、あなたです!」

「はい??」


にっこりと
風の守護師が笑うけどさっぱりわからない。


風の守護師は、とんとん と足でリズムを取りながら
踊るように杖を くるくる と回して
ぽーーんと、水の巫女の衣装を杖で叩いた。




ぶわぁぁああっ


銀色の煙のような粉のようなものがが巫女の衣装から はじけ飛んだ。

「水さん!早く、まとめて!
 逃がさないで!」

「は、はい!」
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