悪魔な秘密の巫女男子
水の水滴が広がり、
一つに集まるように その『銀色の何か』を集める。
そして
最終的に手のひらサイズの丸い 水球の中 銀色の物は集まる。
「早く、火の使徒!
その、巫女の衣装を『焼いて』
戻ってしまうから!」
「お、おぉ!」
ぐわぁああ っと、ライガは口から炎を出して、
衣装を焼く。
あっちぃ。
ただ、僕はその様子を見ていただけだった。
な、なにが起きてるんだ。
「しーちゃん!灰を急いで 遠くへ飛ばして。
できるだけバラバラに!」
「はぁーーいっ。」
ぶわぁあーーーっと突風が一瞬にして、
ライガの燃やした布を連れ去る。
「水さん!もっと、凝縮して。」
「はい・・・・んんっ
こ、これで?」
「おっけ。」
風の守護師は、その凝縮した飴玉ぐらいのサイズになったその銀色の塊を
静かに手に取り
僕に見せた。
「ほら、アサヒさん。」