悪魔な秘密の巫女男子

僕は、じいっとそれを見た。
青いビー玉の中に銀色の塊があるみたいな・・・

単純にきれいだな。


「ふぅ。これが、宰相が倒れた原因だよ。アサヒさん。」

「はい?」

さっぱり わからない。



「ただの、人間がどうして召喚されたのか
 君の気がなんだか よく 見えないのか、
 僕、少しわかったよ。

 アサヒさん。
 君は、魔力を吸い取る力があると思う。」





・・・は?






「な、何言って??」


「そうですよ。風の守護師さま。
 アサヒ様はーーーー。」

水の守護師があわてたようにフォローしようとする。


だが、言葉に詰まって
じぃっと アサヒを見つめた。

ぼ、僕、なんか変なんですかね?


思わず冷や汗が流れる。
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