悪魔な秘密の巫女男子
しかたない。
やるときゃやる。
嫌なことはさっさと終わらせるべきだ。
ぱくりと 風の守護師から受け取った球を口に含んで、
ずんずんと
ベッドで横たわる宰相さんのところに行った。
マジ、血の気がない。ってこういうことだな。
せっかくのきれいな銀色の髪も
なんだか輝きが鈍い。
本当に、『力がない』状態なんだな。
そぉっと、
・・・えぇいっ。
今更、迷うかよっ。
むにゅっ
っと、口を重ねた。
つ・・・冷たすぎる!!!
うわぁ、ほんとにこいつ大丈夫かよ??
口を無理やりこじ開けて 力の球をぐいぃぃっと押しやる。
言われた通り喉の奥まで
「・・・ぷはっ。
ど・・どうだ?」
一応、言われたとおり 口移しをしたが・・・。