悪魔な秘密の巫女男子
「お願いします!!」
と、ギュッとてを握られて
僕は、はっと、なる。
人間、許容範囲以上のことがおこると全然違うことを
考えるんだなぁ。
走馬灯とかって、きっとそういう原理なのかな。
ふむ。
「あのぉ。僕、なにがなんだか
まったくわかってないんですが・・・」
「そうですよね!
そうなんですが、その・・・時間がありません。
だから、水の巫女に!!」
「だから、僕、男だし。」
そもそも、ここがどこだか
どうなってるのか、
どうしてこんな水の中に入ってるのか。
「ねぇ、とりあえず水から上がって・・・」
「なりません!!
ここは、繋ぐ泉です!契約もなしに出てしまっては
身が滅びます!」
「・・は?」
「ーーーあなたは・・・何族ですか?」
ぞ く ???
どのに、所属しているかって?
帰宅部だけど・・・?