悪魔な秘密の巫女男子


「お願いします!!」

と、ギュッとてを握られて
僕は、はっと、なる。


人間、許容範囲以上のことがおこると全然違うことを
考えるんだなぁ。

走馬灯とかって、きっとそういう原理なのかな。

ふむ。

「あのぉ。僕、なにがなんだか 
 まったくわかってないんですが・・・」

「そうですよね!
 そうなんですが、その・・・時間がありません。
 だから、水の巫女に!!」

「だから、僕、男だし。」

そもそも、ここがどこだか
どうなってるのか、
どうしてこんな水の中に入ってるのか。


「ねぇ、とりあえず水から上がって・・・」

「なりません!!
 ここは、繋ぐ泉です!契約もなしに出てしまっては
 身が滅びます!」

「・・は?」

「ーーーあなたは・・・何族ですか?」


ぞ く ???


どのに、所属しているかって?
帰宅部だけど・・・?


< 16 / 262 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop