悪魔な秘密の巫女男子
王は、にこーーっときれいに笑ってから
「とりあえず、
ほれ。」
といって、おにぎりを押し付けてきた。
ぱく。
思わず食べる。
「よしよし。
じゃぁ、繋ぐぞ? 」
「ちょ、ちょっと待って、王。
僕、なにも わからない。
どうなって・・・」
「ははは。まぁ、楽しかったか?」
「え?
あぁ、まぁ、楽しかった・・・と思う。」
「そうか。」
その答えに、満足したのか
王はまた、ニコリと笑った。
おぉ。
ってか、美人だなぁ。
あ、美男子か?
「楽しかったなら、それでいい。
まぁ、約束は果たしたぞ?」
「え?」
地面がゆらりと揺れた。