悪魔な秘密の巫女男子

・・・・

な、なんだ、
今の?


思わず 圭吾をじっと見る。

「?どうした?朝日?
 中身こぼれたのか?」

・・・

何も、感じなかったのか。


左腕のリングが
やけに冷たい気がして、
なぜだかぶわっと、汗が噴き出る。


「・・・いや、
 大丈夫。

 僕、そろそろ バイトに行こうかな。」


そうだ。
気のせいだ。


「おまえ、大丈夫か?
 調子悪そうだぞ?
 勉強しすぎて、風邪ひいたんじゃね?」

「・・え?」

かぜ?


そうか、そうかもしれない。

だから
ちょっとふらつくのか。

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