悪魔な秘密の巫女男子
一瞬。
足元がぐらりとなる感触ーーー
な・・・!?
体が落ちそうになる感覚ーーー
がしぃっ!!
「おい?!朝日??」
はっ
気が付くと、僕の肩を葛城さんがつかんでいた。
僕は、かろうじて
片膝をついた状態で 倒れてはいない。
「あ、はぁ、えっと。
す、すいません。」
「大丈夫か?調子悪かったのか?」
「いえ、なんか・・・テスト勉強のし過ぎみたいで・・」
苦笑い。
まぁ、テスト中から何度かめまいがしてたし。
バイト前も、
一度、気持ち悪かったし。
っていうか、あの、なんか足元の揺れる感じーーー
めまいとか 体調不良っていうか・・・
「昼間から調子が悪いんだったら
無理するなよ。朝日。
あと三十分で、バイト上がりだろ?」
「あ、はい。」