悪魔な秘密の巫女男子
あわてて 部屋に入って
軽く扉を閉める。
扉は全部閉めない。
少し隙間を開けておく。
母が異様に心配するからだ。
まあ、
僕が意識がなくなったから悪いんだけどさ。
厳密にいえば、僕のせいじゃないけどさ
鞄をベッドに投げてから、
制服を脱ぐ。
ちらりと手首のグリーンのリング。
あの 世界のことが 夢のようだ。
・・・ん?
まさか
この 地面が揺れるような
めまいって、
ソレ、なのか?!!
って・・・ははは。
何言ってんだ僕は。
自問自答しながら、制服を机といすにかけて
楽な服に着替えて
どさっとベッドに座る。
ついでに 着信と、メールをチェックして・・・
ふわぁ。
ほんとに、眠くなってきた。