悪魔な秘密の巫女男子

風の守護師のうしろから、火の守護師飛ばれた彼がのっそりと
赤いライオンとともに現れる。


「・・・そうだけど?」
しれっと言ってみるけど、
僕は、彼女の目が泳いでることを知っている。


「すげーな、水の!
 俺 火の使徒は3日 戦ってやっと 首輪をすることで
 使役してるのに!!」

「・・ま、まぁ、私が本気になれば、
 そう・・・四日ぐらいはかかりましたけど」

「よかったな!ぎりぎり召喚できて。
 まったく、水のはおっせーーんだよ。マジで召喚できないかと思った。
 総攻撃の用意までしてたんだぜ?」

「へぇう!?
 私が、できないなんてことは・・・」

あ、焦ってる。



赤いライオンは、
近くで見ると、思ったより 怖くない。

きれいな毛並みだな。

赤々として。


緑の妖精は また、くるるっとまわって
「ねぇーー風ちゃーーん。
 私たち、お茶してくるわ。
 あなたたち、三人、まだ式典あるでしょー?」

「ん。わかった。
 しーちゃん、楽しんできて。」

風の守護師はにこ っと 小さな彼女に微笑んだ。

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