悪魔な秘密の巫女男子

そのウサギは警戒するように
電信柱と塀の間をぴょんと
飛び跳ねた。


「わっ。」

なんだか、
軽い眩暈みたいな
ぐるんとした感覚に襲われて、
ウサギが消えたように見えた。


へぇえぇ??!!!


い・・・いない?


確かにいたぞ。黒ウサギ。
き・・えた?


そんなばかな。
夜だからな。
闇にまぎれたんだろう・・・?


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