悪魔な秘密の巫女男子
ライオンの名前は『ライガ』といった。
妖精の名前は『ルライマルーンレスマーチ』長いから、ルラって呼んで。って言われた。
ライガは、
静かに話を始めた。
ライガと、ルラ。
それぞれ
火と風を操る精霊。
この世界は大体 魔法が使えるが
それは大きく分けて
三つ。
水、火、風。
うん。それは昨日、水の守護師が言っていた。
まぁ、大体それぞれの属性の村や町に住んでいるんだが、
その頂点にたつ、指導者が『守護師』。
その、守護師たちをまとめているのが『王』だ。
忠誠心と服従を誓うため
それぞれの 精霊を呼び出して 力を契約する。
そして、毎年 この時期の『王の式典』に合わせて
パフォーマンスをする。
「まぁ、俺ら精霊は 『守護師』にわざわざ協力するような関係じゃない。
だから、たいていは勝負して
守護師の力を 認めて契約 だな。
首輪は契約の証。」
「・・・つまり、精霊のほうが、ランク上?」
ってことか。
ふうん。
「ふふ。呼び出されたら、
一年間、『守護師』たちの手助けをするのよ。」
「へぇ。」
それで、契約 とか 言ってたのか。