悪魔な秘密の巫女男子
僕は、ただただ
うなずくだけにした。
言葉を発して 墓穴を掘ったら
それこそ大変だ。
宰相は、少し顔を赤らめて にこっと笑顔。
おぉ。
しっぽがふりふりっとした。
ふさふさ。
思わず、にこりとしてしまった。
げ。
笑っちゃった。
でも。
今日は、口元まで隠しているから
笑ったのはばれていないようだ。
あぁ。微笑むのも ダメだって きつい。
ってか、ほんの少しの時間なんだろうけど
僕の緊張からか、
すっごい ここで待たされている気がする。
どれだけ準備が必要なんだよ。
王様ってやつは。
「・・・・あの、宰相さん。
座っても?」
あきた僕は、ろうかに設置された椅子を指差した。
いや、分かってるよ
座るようじゃないのは。