悪魔な秘密の巫女男子

でも、
この衣装自体が重いんだよ。

ちゃらちゃら 石がついてたりさぁ。


宰相は、ちょっとびっくりた。

あ。耳がぴんってなった。

なんか、こいつ 読みやすいな。



「はい。かしこまりました。
 では、こちらへどうぞ。」

宰相はぱちんと 彼のしっぽと同じ銀色のマントをひらりと、取って
廊下の椅子にふわりとかけた。


・・・は?


にこにこ しながら 
どうぞってしぐさを 手でやるけど・・・


おいおい。
この上に座れって??


やばい。

なんだ、この むずがゆさ。


「あの、マント 汚れるよ??」

「あなたに座っていただけるなら
 マントも私も本望でございます。」

「ぶっ。あははははは。」

ごめん!!
もう無理。


思わず、大爆笑。

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